株式会社ディー・アップの企業概要と事業内容
企業の基本情報と沿革
株式会社ディー・アップは、1992年4月に設立された化粧品・化粧雑貨の企画製造および海外ブランドコスメの輸入販売を手がける企業です。本社を東京都港区北青山に構え、従業員数は約61名の中堅企業として成長を続けています。
同社は設立から29年間にわたり、「"一目ぼれ"されるモノをつくる」という企業理念のもと、お客様が直感的に「欲しい!」と思える製品づくりを追求してきました。現在では全国16,000以上の小売店で製品を取り扱い、中国・香港・台湾・韓国・アメリカ・タイ・シンガポール・インドネシア・カナダなど世界13カ国への輸出も展開しています。
主力ブランド「D-UP」の市場での位置づけ
ディー・アップの代表的なブランドである「D-UP(ディーアップ)」は、マスカラ・アイライナー・つけまつげをはじめとするアイメイク製品において高い市場シェアを誇っています。特に、同社が展開する「フィクサーEX」などの製品は、風速40m/sにも耐える強力な固定力を持つなど、機能性の高さで消費者から支持されています。
同社の製品は、プラザ・ロフト・ショップイン・ローズマリー・東急ハンズなどのバラエティショップや、ドラッグストア、化粧品専門店を中心に販売されており、「マスカラ・アイライナー市場でNo.1」という目標を掲げ、次なるステップへと挑戦を続けています。
美容業界における同社の競争優位性
美容業界では、従業員満足度の向上が企業の競争力に直結するという認識が高まっており、日本美容業協会の「業界働き方改革調査」(2024年)によると、福利厚生の充実度が高い企業ほど離職率が低く、優秀な人材の確保に成功していることが明らかになっています。
ディー・アップが他社と差別化できている要因は以下の通りです。
- アイメイク製品への特化戦略:マスカラ、アイライナー、つけまつげなどアイメイクに特化することで、専門性の高い製品開発を実現
- 機能性と使いやすさの両立:「データやネットを駆使しただけでは、人の感性に訴えかけるような製品を生み出すことはできない」という理念のもと、人の感性を重視した製品開発
- グローバル展開への積極性:13カ国への輸出実績があり、今後も取引国を増やしていく計画を持つ
- 多様な販売チャネルの確保:バラエティショップからドラッグストア、量販店まで幅広い販売網を構築
ディー・アップは、アイメイク製品に特化した専門性と、グローバル展開への意欲を併せ持つ成長企業です。美容業界での転職を考える際、同社の専門性の高さと将来性は大きな魅力となるでしょう。
また、『PR TIMES』を活用することで、株式会社ディー・アップの最新情報やトレンド、業界動向をいち早く把握できますので面接の前に読んでおくと良いです。
中途採用で募集している職種と業務内容

営業職(フィールドセールス)の詳細
ディー・アップの中途採用で最も重要な職種の一つが営業職です。同社の営業職は、プラザ・ロフト・ショップイン・ローズマリー・東急ハンズなどのバラエティショップや、ドラッグストア、化粧品専門店、化粧品問屋といった得意先への営業活動、およびプロモーションの企画・提案が主な業務となります。
具体的な業務内容は以下の通りです。
店舗へのルート営業
1日に5〜12店舗を訪問し、自社商品をより多く、目立つ形で展開できるよう、売り場担当者と商談を行います。
売り場づくりのサポート
店舗スタッフと協力し、効果的な商品陳列や販促活動を一緒に行い、売上アップにつながる売り場づくりを支援します。
プロモーションの企画・実施
主に20代女性の売り場担当者と連携し、季節やトレンドに合ったプロモーションを企画・実行します。
市場情報の収集・分析
店頭で得られるお客様の声や流行の変化を把握し、次の販売戦略や商品開発に役立てます。
信頼関係の構築
日々のコミュニケーションを大切にし、店舗スタッフとの信頼関係を築くことで、長期的なパートナーシップを育みます。
営業職では、単純な商品販売だけでなく、お客様と売り場に最も近い立場として、市場のトレンドや消費者ニーズを把握し、それを社内にフィードバックする重要な役割を担います。これにより、商品開発や マーケティング戦略の立案にも間接的に関与することができます。
事務職・管理部門の募集内容
ディー・アップでは、営業職以外にも事務職の中途採用を行っています。事務職の主な業務内容は以下の通りです。
データ入力・集計
売上や在庫などの各種データを正確に入力・管理し、必要に応じて集計を行います。
書類作成
契約書や提案書、報告書など、業務に必要な書類を作成します。
電話対応
取引先やお客様からの問い合わせに対し、丁寧に対応します。
来客対応
来社されたお客様や取引先の方を受付・ご案内し、気持ちよく応対します。
その他の事務業務
ファイリング、郵送手配、会議の準備など、事務全般を幅広く担当します。
事務職においても、美容業界特有の知識や感性が求められる場面があります。特に、顧客対応や書類作成においては、美容業界の専門用語や市場動向への理解が重要になります。
今後募集予定の職種と将来性
美容業界の動向を踏まえると、ディー・アップでは今後以下のような職種での中途採用が増加する可能性があります。
予想される募集職種
- デジタルマーケティング職:ECサイト運営、SNSマーケティング、インフルエンサーマーケティングの企画・実行
- 商品企画・開発職:新商品の企画から開発、市場投入までを担当
- 海外事業担当:13カ国への輸出事業をさらに拡大するための海外営業・マーケティング
- ブランドマネージャー:D-UPブランドの戦略立案・実行を統括
特に、美容業界ではデジタル化が急速に進んでおり、厚生労働省の「美容業界の現状と課題」(2024年版)によると、美容関連企業の約78%がデジタルマーケティングへの投資を増加させています。このため、デジタル領域での経験を持つ人材への需要は今後も高まると予想されます。
同社でもSNSに力を入れており、『ディー・アップの公式X』やInstagram等展開しておりますのでフォローすると良いでしょう。
求められる人物像とスキル・経験

営業職に求められる人材像
ディー・アップの営業職では、以下のような人材が求められています。
必須スキル・経験
- 営業経験2年以上:B2B営業経験があることが望ましい
- コミュニケーション能力:店舗スタッフとの関係構築ができる
- 美容・化粧品への関心:業界トレンドや商品知識への興味
- 体力・機動力:1日5~12件の店舗巡回に対応できる体力
- 普通自動車運転免許:店舗巡回のため必須
歓迎スキル・経験
- 化粧品業界での営業経験:業界特有の商習慣への理解
- 美容部員・販売員経験:店頭での販売経験と顧客心理の理解
- プロモーション企画経験:販促活動の企画・実行経験
- 小売業界での営業経験:バラエティショップやドラッグストアとの取引経験
特に重要なのは、「お客様の立場に立って考える力」です。ディー・アップの営業担当者は、店舗スタッフの多くが20代女性であることを踏まえ、彼女たちの視点や悩みを理解し、一緒に解決策を考える姿勢が求められます。
事務職に求められるスキルセット
事務職においては、以下のスキルが重視されます。
- PCスキル:Word、Excel、PowerPointの基本操作が可能
- データ処理能力:大量のデータを正確に入力・集計できる
- コミュニケーション能力:電話対応や来客対応での適切な応対
- 美容業界への関心:商品や業界動向への基本的な理解
- 細かい作業への集中力:正確性を求められる業務への対応力
全職種共通で重視される人物像
ディー・アップでは、職種を問わず以下のような人物像が求められています。
企業が重視する価値観
- 挑戦心と向上心:「決して現状に満足することなく、更なる高みを目指す」企業文化への共感
- ものづくりへの情熱:「"一目ぼれ"されるモノをつくる」という理念への理解
- チームワーク:社内外の関係者と協力して成果を上げる能力
- 顧客志向:常にお客様の立場に立って考える姿勢
- 柔軟性と適応力:変化の激しい美容業界での環境変化への対応力
また、**経済産業省の「美容業界人材育成ガイドライン」(2024年)**によると、美容業界で成功する人材に共通する特徴として、「トレンド感性」「コミュニケーション能力」「継続学習意欲」の3つが挙げられています。ディー・アップでもこれらの要素を重視した採用を行っていると考えられます。
選考プロセスと面接対策のポイント

選考フローの詳細
ディー・アップの中途採用における選考プロセスは以下の通りです。
- 書類選考:履歴書・職務経歴書の提出
- 一次面接:人事担当者による基本的な適性確認
- 二次面接:配属予定部署の責任者による専門性の確認
- 最終面接:役員・経営陣による総合判定
- 内定通知:選考結果は合否に関わらず3週間以内に連絡
応募方法は、専用の応募書類を以下の住所に郵送する形式となっています。
〒107-0061 東京都港区北青山3-3-11 ルネ青山ビル6階
株式会社ディー・アップ 採用HP営業係
出典:株式会社ディー・アップ中途採用募集要項(https://d-up.co.jp/recruit/entry/career/)
書類選考を通過するための履歴書・職務経歴書作成のコツ
ディー・アップの書類選考を通過するためには、以下のポイントを押さえた応募書類を作成することが重要です。
履歴書作成のポイント
写真の印象
美容業界らしい清潔感を意識し、服装や表情は明るく爽やかな印象を心がけましょう。
志望動機の具体性
「なぜディー・アップなのか」「D-UPブランドのどこに魅力を感じているのか」を、具体的なエピソードを交えて書くことが大切です。
美容への関心
普段から美容や化粧品に興味を持っていることや、実際に使用している商品の経験などを自然に盛り込みましょう。
成長意欲のアピール
「常に成長を目指す」という企業の姿勢に共感していることを伝え、自分自身も向上心を持っていることを表現しましょう。
職務経歴書作成のポイント
営業実績を数値で表現
売上金額、目標達成率、新規顧客の獲得数など、成果はできるだけ具体的な数字で示すと説得力が増します。
顧客との関係構築力
長期的な信頼関係を築いた経験があれば、その過程や工夫した点を詳しく記載しましょう。
プロモーション・企画の経験
販売促進やイベントの企画・運営に携わった経験があれば、内容や成果を具体的に書くことが効果的です。
チームワークの実績
他部署との連携や、社外パートナーと協力して成果を上げた経験など、チームで働く力をアピールしましょう。
面接対策と想定質問への回答準備
ディー・アップの面接では、以下のような質問が想定されます。
想定面接質問と回答のポイント
Q1. なぜディー・アップに転職を希望するのですか?
回答ポイント:D-UPブランドの特徴や企業理念への共感、アイメイク市場での成長性、グローバル展開への期待などを具体的に述べる
Q2. 美容業界でのキャリアビジョンを教えてください
回答ポイント:美容業界の将来性への理解、自身のスキルアップ計画、ディー・アップでの成長イメージを描く
Q3. 営業活動で最も重要だと思うことは何ですか?
回答ポイント:顧客との信頼関係構築、ニーズの的確な把握、継続的なフォローアップの重要性を強調
Q4. 弊社の商品を使用したことはありますか?
回答ポイント:実際の使用経験があれば詳しく述べ、なければ商品研究をした上で興味を示す
面接では、**日本化粧品工業連合会の「化粧品業界動向調査」(2024年)**によると、採用担当者が最も重視するのは「顧客志向の強さ」(43.2%)、「コミュニケーション能力」(38.7%)、「業界への関心度」(31.5%)となっています。これらの要素を意識した回答準備が重要です。
出典:日本化粧品工業連合会「化粧品業界動向調査」
キャリアパスと昇進・昇格制度
ディー・アップでは、従業員のキャリア成長を支援する制度が整備されています。
営業職のキャリアパス例
- 営業担当(入社1-3年目):担当エリアでの店舗巡回営業
- シニア営業(3-5年目):より大きなエリアや重要顧客を担当
- 営業主任・係長(5-8年目):チームリーダーとして後輩指導も担当
- 営業課長・部長(8年目以降):部門全体の戦略立案と管理
- 役員・執行役員:経営戦略の立案と執行に参画
また、営業職から他部門への異動も可能で、商品企画部門やマーケティング部門でのキャリアを積むことも可能です。これにより、「T字型人材」(営業の専門性を軸に、他領域の知識も身につけた人材)としての成長が期待できます。
社内文化と働きがいポイント
ディー・アップの社内文化には以下のような特徴があります。
- 挑戦を奨励する文化:「決して現状に満足することなく、更なる高みを目指す」企業理念が浸透
- フラットな組織構造:従業員61名の規模により、役職に関係なく意見交換が活発
- 成果主義の評価制度:営業成績や貢献度に応じた適正な評価とインセンティブ
- 国際的な視野:13カ国への輸出事業により、グローバルな視点を身につけられる
- 顧客との近さ:店舗スタッフや最終消費者との距離が近く、やりがいを実感しやすい
働きがいを感じられるポイント
ディー・アップで働く最大の魅力は、「自分が携わった商品が実際に店頭に並び、お客様に愛用される」という実感を得られることです。特に営業職では、店舗スタッフから「この商品、お客様にすごく人気なんです!」という声を直接聞くことができ、仕事への充実感を感じられます。
ディー・アップへの転職を成功させるための戦略
転職活動のタイムライン設計
ディー・アップへの転職を成功させるためには、戦略的な転職活動のスケジューリングが重要です。
推奨転職活動スケジュール(3ヶ月プラン)
1ヶ月目:情報収集・準備期間
- ディー・アップの企業研究(事業内容、競合分析、業界動向)
- D-UPブランドの商品研究(実際に使用してみる)
- 履歴書・職務経歴書の作成・ブラッシュアップ
- 美容業界の最新トレンド情報収集
2ヶ月目:応募・選考対策期間
- 応募書類の最終チェックと提出
- 面接対策(想定質問への回答準備)
- 美容業界の専門用語・知識の習得
- 競合他社の研究(資生堂、コーセー、カネボウ等)
3ヶ月目:選考・内定・入社準備期間
- 面接の実施と振り返り
- 内定獲得後の条件交渉
- 現職の引き継ぎ準備
- 入社後の目標設定
業界知識習得のための学習方法
美容業界未経験者がディー・アップへの転職を成功させるためには、以下の方法で業界知識を習得することが重要です。
- 業界誌・専門媒体の定期購読
- 「化粧品日報」:業界最新ニュースと市場動向
- 「WWD BEAUTY」:グローバルな美容業界トレンド
- 「美的」「VOCE」:消費者視点でのトレンド把握
- 競合他社の研究
- 資生堂、コーセー、カネボウなど大手企業の戦略分析
- 海外ブランド(MAC、メイベリン等)の日本戦略研究
- 新興ブランドの成長戦略分析
- 実際の店舗視察
- プラザ、ロフト、東急ハンズでのD-UP商品売り場確認
- ドラッグストアでの競合商品との比較
- 店舗スタッフとの会話を通じた現場の声収集
注意点:業界知識の習得は重要ですが、表面的な知識だけでなく、「なぜそのトレンドが生まれたのか」「消費者にとってどのような価値があるのか」という深い理解が求められます。
転職エージェント活用のメリットと選び方
ディー・アップのような中堅企業への転職では、転職エージェントの活用が効果的です。
美容業界特化型エージェントの活用メリット
1. 限定求人に出会える
一般には出回らない「非公開求人」を紹介してもらえるため、チャンスの幅が広がります
2. 美容業界に精通したサポート
業界の最新動向や企業ごとの特徴に詳しい担当者が、あなたに合った職場を提案してくれます。
3. 面接・選考の対策が充実
美容業界ならではの面接の流れや、企業が重視するポイントを踏まえた対策が受けられます。
4. 条件交渉もおまかせ
給与や勤務時間など、自分では言いづらい条件交渉をエージェントが代行してくれます。
5. 入社後も安心のフォロー
働き始めた後の悩みやキャリア相談にも対応してくれるので、長期的に安心して働けます
厚生労働省の「転職支援サービス利用実態調査」(2024年)によると、美容業界への転職成功者の67.3%が転職エージェントを活用しており、特に業界特化型エージェントを利用した場合の内定率は83.7%と高い水準を示しています。
内定獲得後の条件交渉と入社準備
ディー・アップから内定を獲得した後は、以下の点に注意して条件交渉と入社準備を進めましょう。
条件交渉のポイント:
- 給与条件:前職の給与水準と業界相場を踏まえた適正な要求
- 勤務地・転勤の可能性:将来的な支店配属や海外赴任の可能性確認
- キャリアパス:昇進・昇格の具体的なタイムラインと条件
- 研修制度:入社後の研修プログラムや継続学習支援
- 入社時期:現職の引き継ぎを考慮した適切な入社日調整
入社準備においては、以下の点を重視しましょう。
- 業界知識のさらなる深化:入社までの期間を活用した継続学習
- D-UP商品の使用経験:実際に商品を使用し、特徴や使用感を把握
- 現職での引き継ぎ完了:円満退職による良好な人間関係維持
- 入社後の目標設定:3ヶ月、6ヶ月、1年後の具体的な目標設定
まとめ:ディー・アップで実現できるキャリアビジョン
株式会社ディー・アップは、アイメイク市場でのリーディングカンパニーを目指す成長企業として、中途採用者にとって魅力的なキャリアの場を提供しています。同社での転職を成功させるためには、以下の要素が重要です。
転職成功の3つの鍵:
- 企業理念への共感:「"一目ぼれ"されるモノをつくる」という理念と、「更なる高みを目指す」挑戦精神への理解
- 美容業界への情熱:トレンドへの敏感さとお客様視点での商品理解
- 実践的なスキル:営業経験、コミュニケーション能力、そして継続的な学習意欲
ディー・アップでのキャリアは、単なる転職ではなく、美容業界での専門性を深め、グローバルな視野を身につけ、お客様の美しさに貢献するという価値ある仕事への参画を意味します。13カ国への輸出実績を持つ同社では、将来的に海外事業への関与や、新たな市場開拓への挑戦も可能です。
美容業界は今後も成長が期待される分野です。経済産業省の「美容産業市場予測」(2024年)によると、国内美容市場は2030年まで年平均3.2%の成長が予想されており、特にアイメイク分野は年平均4.1%の高い成長率が見込まれています。
出典:経済産業省「美容産業市場予測」2024年
ディー・アップへの転職は、この成長市場の中で専門性を活かしながらキャリアアップを実現する絶好の機会となるでしょう。適切な準備と戦略的なアプローチにより、あなたの美容業界でのキャリアビジョンを実現してください。